2017.04.15

映画『ろくでなし』公開!

フリーローダーチームとして映画『ろくでなし』に関わらせてもらいました!僕たちが担当させてもらった仕事をさらっと以下に。

メインテーマである「GYMNOPEDIE」は言わずと知れたエリックサティーの名曲ですが、これは監督からウッドベースとアコーディオンをメインに構成してくれとのオファーをもらい、実のところウッドベース奏者ではない江刺家広樹と、アコーディオン奏者ではない松尾依子を呼び出して、一気に録りあげました。映画のしょっぱなで流れるメインテーマであるという事で、映像とのテンポ感にはかなり気を使ったのを覚えています。オリジナルの候補曲を、三つ四つ挙げたのがボツになったのは悔しいけど、またどっかでつかいまわそっと。ウッドベースの江刺家広樹と松尾依子はMIDNIGHT SPECIALのメンバーで、バンドではエレキベース、鍵盤を担当しています。

挿入歌である「都会のアリス」はたまたま映画と同じ渋谷をテーマにした曲があったので渡してみるとえらく気に入ってくれた様で、そのまんまお渡しして使ってもらうことになりました。これは僕が二つやっているバンドの内の一つ、ジャズフラミンゴというバンドの曲です。ピアノは重鎮、富樫春生、アップライトベースに瀬川信二、DJハチミツボーイ、そしてヴォーカルは私しゅんすけフリーローダーが担当しています。

FREE-LOADER THE-MOVIE上映前の予告編(トレーラー版)は、フリーローダーチームの映像担当Charlieが製作しました。少ない時間の中で作り上げた完成度の高い映像は是非皆さんに見て欲しいので、このWebページの中にも載せました。トレーラー版のみに使われている曲「HOBO BOY」はパンフレットに織り込まれているCDにフルヴァージョンで収められています。

ろくでなし ジャケット パンフレットのデザイン、製作はチームを総合的にディレクトするスギ山トシミが担当しています。発注から折り込みまで、てんやわんやの作業でした。彼女の本職はグラフィックデザイン。FunnyOutPutは彼女のブランドです。

今回フリーローダーチームが映画と関わった楽曲の全ては、加瀬拓真のエンジニアによるものです。もう長いこと僕の音楽の録音に付き合ってもらってます。気の知れた仲間との仕事はスムーズで早いとあらためて感じました。時間のない中での作業だったのでとても助かった。

今ご覧いただいているWebページはたこちゃんこと、糸谷拓也が製作しています。映画の上映に合わせて忙しい時間を割いて引き受けていただきました。

いよいよ映画が公開ということで、僅かながらも関わらせてもらった自分もどんな風に作品が世に浸透していくのかワクワクしている次第でございます。今回思ったのは、映画ってほんと時間がかかる。台本から始まって、監督さんがいて、役者さんも沢山いるし、音楽も使うし、編集やら何やら。その中で作品の鮮度を保つのはとても難しい。最初から最後まで関わらなくてはならないポジションの人は正直しんどそうだなと思いました。情熱を維持し続けるのって才能だと思う。フレッシュな状態で摘み取らなきゃならない訳だから。そんな中でようやく公開。おめでとうございます!と心から言いたい。自分ごとと他人ごとの狭間で(笑)。皆さん、映画『ろくでなし』をどうぞよろしくお願いいたします。
しゅんすけフリーローダー

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